株初心者におすすめの目的別ネット証券会社!おまけあり。

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資産運用を自分でする時代になり、ネット証券をどこで開設しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は投資初心者の方にも、使いやすさ重視で目的毎に利用できる証券会社をまとめてみました。ネット証券を選ぶときの参考にしてみてください。

 

 

 

1 ネット証券とは

証券会社には、店舗を構えて対面で取引をする店舗型と、基本的に店舗を持たずインターネット取引がメインのネット証券があります。

 

証券会社を選ぶ時に重要なのが、手数料の安さです。ガソリンスタンドと一緒で1回の値段の差は小さいですが、セルフで入れた方が生涯のガソリン代は安くなりますよね。証券会社が扱う金融商品は短期で稼げるというのは、ほぼあり得ないことです。金融商品とは長期で見る必要があるので手数料の安さにはこだわりましょう。

 

2 SBI証券(初心者、IPO投資家向け)

SBI証券は、ネット証券会社の大手の一社で、売買手数料の安さと商品の充実度が魅力です。

 

手数料

株式の売買手数料には、2つのプランが用意されており、1注文ごとに手数料が決まる「スタンダードプラン」と1日の取引合計額に応じて決まる「アクティブプラン」です。

1日に何度も注文をしない方であれば、「アクティブプラン」を選択することで手数料はほぼ掛かりません。東京証券取引所に上場している銘柄はほとんどが100万円未満のため、投資資金がそれほど多くない投資家にはお得な手数料体系といえます。

 

幅広い取扱い商品

少額資金で株取引が行えるミニ株9ヵ国もの外国株など取引商品も豊富にラインナップ。後々気になる分野が出てきた際、新たに証券口座を開設する必要がないので、長くお付き合いできる証券会社です。

 

IPO(新規上場株・新規公開株)の当選確率を高くできる

具体的に言うと、証券取引所に上場して、その会社の株を誰でも株取引できるようにすることです。よく「上場する」と言われますが、それがIPOです。

IPO株投資とは、新規上場する際に上場前に配られる「株を買う権利」を抽選で手に入れることです。上場後初めて付く株価(初値と呼ばれる)で株を売って利益を出す方法です。

つまり、「上場前に株を売って、上場初日に売る」方法です。

IPO株の8割以上が初値で公開価格(上場前に買える値段)を越えています。非常に利益を出す確率の高い投資方法です。

 

なぜ、皆がやらないのかというと、購入権利は抽選で決まるからです。

年々IPO投資に取り組む人が増加し、当選確率が下がっています。

その中で、おすすめしたいのがSBI証券独自のIPOチャレンジポイントです。

全体の15%がポイント抽選となっており、ポイントが高い人ほど抽選に当たりやすくなるという仕組みです。

IPOポイントは、IPOに参加して抽選に外れた時に貯まります。

つまり、SBI証券のIPOは当たったらそのまま利益になり、外れても続けていけばいつかは当選する仕組みになっています。

 

まとめ

無料セミナーもいつでも視聴できますので、初心者でもしっかりと株の勉強をしながら投資を始められるネット証券となります。

 

3 SBIネオモバイル(Tポイント利用、1株優待)

SBIネオモバイルは、「Tポイントを使って株が買える」「1株から株の売買が可能」という特徴があります。

 

手数料

SBIネオモバイルでは、月額制になっており月に50万円までの売買なら、220円で取引可能です。

しかも毎月200ポイントの期間固定ポイント(SBIネオモバイルのみで使用可能)がもらえるため、実質20円で50万円までの売買をすることができます。

他の証券会社と併用して分散投資をすることでも手数料の節約ができます。

 

1株から購入できる(1株の株主でも株主優待がもらえる!)

数百円から購入できるため、投資資金がなくとも投資家デビューができる!

1株から購入できる銘柄も豊富に用意されており、JTやKDDIなどの大手企業も取扱っているので、分散投資にも向いています。

 

そしてなんといっても、1株購入の株主にも株主優待が用意されていることです!

・ジャパンベストレスキューシステム(2453)

優待内容:「キッザニア」の優待券1枚

権利確定:3月

株価:855円

 

・上新電機(8173)

優待内容:株主ご優待券(200円券)×25枚(5000円分)

権利確定:9月

株か:2600円

 

などおよそ20種類ほどの1株でも優待がもらえる銘柄が用意されています。

もちろん配当金ももらえるので、1株購入は投資家としての楽しみがとても多い魅力的なサービスです。

 

Tポイントでも購入できるので、自分がすでに保有しているTポイントはもちろん、毎月SBIネオモバイル証券が付与するTポイントも投資に使うことができます。

 

4 LINE証券(LINEポイント利用、1株優待)

LINE証券は、「LINEポイントを使って株が買える」「1株から株の売買が可能」という特徴があります。

 

手数料

LINE証券は、取引手数料がかからない代わりに、買付と売却の株かに差がある「スプレッド制」を採用しています。買付時に手数料がかからないので、長期で持つ予定の銘柄を複数購入する際は、とてもお得な手数料形態です。

 

1株から購入できる(1株の株主でも株主優待がもらえる!)

こちらもSBIネオモバイル証券と同様に、1株からの購入が可能です。

1株購入の利点は、少額から購入できる事です。キャンペーン等でLINEポイントが貯まる時はLINE証券を利用し、Tポイントが貯まる時はSBIネオモバイルを利用するなど使い分けることで効率的に所有銘柄を増やしていくことが可能です。

 

定期的にキャンペーン開催

現在LINE証券では、新規口座開設と条件達成(簡単なクイズ3問)で最高3株分の購入代金がプレゼントされます。

・初期資金なしで株主デビューできる!

・LINEアプリから証券口座開設できる!しかも簡単!

 

LINEアプリ内の証券項目が使用可能になるだけなので、アプリを増やす必要がなく、また入出金も簡単に行えます。LINEポイントでも購入できるので、株を購入するまでの手間が少なく、ハードルも低いのでおすすめの証券口座です。

 

5 楽天証券(普通金利が0.1%、投資信託でポイントがもらえる)

楽天証券は、「楽天ポイントを使って株が買える」「マネーブリッジで普通預金金利が0.1%になる」「ポイントを投資にまわすと楽天市場のポイントが+1倍」「日経新聞が無料で読める」という特徴があります。

 

手数料

楽天証券では、「超割コース」「いちにち定額コース」が用意されています。「超割コース」は手数料が業界最低基準で1日で50万円以上購入する人におすすめです。「いちにち定額コース」は50万円までなら手数料がかからないので、単発で購入する人におすすめです。

 

 

 普通金利が0.1%になる「マネーブリッジ」

楽天銀行口座と楽天証券を「マネーブリッジ」というサービスで連携すると、銀行の普通預金金利が0.1%になります。

メガバンクの普通預金金利が0.0.1%なので、普通に預けておくより100倍!ももらえます。

 

楽天証券口座を開設し設定するだけでいいので、金融商品を購入する必要はありません!

 

マネーブリッジとは楽天銀行と楽天証券間での資金移動をしやすくする設定なので、投資予定の人にもメリットの多い設定になっています。

 

投資信託

投資信託の商品取扱い数も多く、おすすめのインデックス商品も多いのでおすすめです。そしてなんといっても投資信託の購入で楽天スーパーポイントがもらえる!

(1)投資信託残高に応じてポイントがもらえる

上記の「マネーブリッジ」設定をして、且つ楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーしていれば、毎月末時点の投資信託残高に応じて10万円につき4ポイントがもらえます。

 

(2)楽天カードで決済すれば、1%分のポイントがもらえる

投信積立で「毎月投資」を選ぶと、楽天カード決済で最大月5万円まで積立てでき、カード決済額の1%(100円につき1ポイント)のポイントがもらえます。毎月3万円の積立て設定をすると300ポイントをもらうことができます。

 

(3)楽天カードの支払いもとを楽天銀行にすると、ポイントがもらえます

楽天カードの支払いもとを楽天銀行口座に設定していれば「楽天カードへの支払いにて自動引落」という取引に対して、1回あたり3~9ポイントがもらえます。

 

楽天の投資信託購入に500円(1ポイント+499円でもOK)以上の楽天ポイントを利用すると、楽天市場でのポイントが+1倍になります。

楽天証券の投資信託は身近な買い物もお得になるので、とてもおすすめの積立て先となっています。

 

おまけ(クロス取引) 

SMBC日興證券(株主優待クロス取引

株主の楽しみのひとつである「株主優待」は実は一切損することなく、手数料のみで貰える方法があります。それが「クロス取引」

簡単に説明すると「現物買」と「信用売」を同時に取引することで、株の値段が上がっても下がってもプラスマイナス0にしつつも、株主としての権利を保持している状態にすることです。

この「現物買」と「信用売」の取引時に手数料がかかりますが、SMBC日興證券は信用取引手数料が無料という大きなメリットがあります。

手数料を抑えつつ、在庫も取扱銘柄数も豊富なので、クロス取引を行ううえで欠かせない証券会社となります。

上記で紹介した証券会社で株に親しんだ後に、挑戦してみましょう。

 

 

まとめ

証券会社はそれぞれ特徴があり、自分がやりたいことに合ったものが絶対見つかります。上記で説明した以外にも様々な証券会社がありますが、使いやすさ重視で本記事を書かせていただきました。投資は先ずは始めてみて、合わなかったら辞めるくらいが調度良いです。口座開設自体はとても簡単ですので、気軽に始めてみましょう。